保険を通して「人や社会とのつながり」を学ぶ ~保険学ゼミの活動と大学間や社会との交流~

獨協大学経済学部 岡村ゼミナール2年 大門俊輝

 

 

 私は、岡村国和ゼミでゼミ長を務める大門と申します。今回、慶應義塾保険学会より岡村ゼミの活動を紹介する機会を与えて頂きましたので、ゼミ活動を中心に紹介させて頂きます。

 

 岡村ゼミは「保険を学ぶのではなく、保険で学べ」をコンセプトに活動しています。私としては「人や社会とのつながり」を保険の勉強を通じて学んでいると考えています。

 

 活動内容については、まず保険や社会保障の基礎的な理解を固めるための輪読を行います。その後2年生の共同研究へと移り、2年生は「損害保険班」、「生命保険班」、「社会保険」に分けて、グループを編成し、他大学とのインゼミの報告のためにテーマを設定して研究に励みます。3年生・4年生はそれぞれ個人研究と卒業論文の作成に腐心します。このように、岡村ゼミは2年生から4年生まで全員が合同で活動しています。

 

 共同研究では、グループ内でのチームワークはもちろんのこと、先生や先輩方、そして時にはOBOGの方々の厳しい指導によって、その内容が洗練されていきます。私も昨年度の共同研究(テーマは「原子力事故の損賠賠償制度と関係保険制度の問題点」でした。)を振り返ってみると、先生や先輩方・OBOGの方々の指導、そして同期との信頼・支え合いがなければ達成できなかっただろうと思っています。他大学との交流は、報告や討論を通じて知識の向上が図れ、また研究意欲も大いに刺激されて、今後の研究を深めていくうえで重要な糧になったと思っています。

 

 また、慶応義塾保険学会の研究報告や講演への参加は、私たちにとって本当に啓発されるものばかりであり、社会人の皆様との交流も大変貴重な経験になります。保険業界の方々とお話させて頂くことにより、保険に対する考えが広がるだけでなく、自分のキャリアデザインについても深く考えることができるようになったと感じております。

 

 このように、岡村ゼミを通じての「人や社会とのつながり」は、研究内容を向上させ、また将来のキャリアデザインを形成するうえで重要なものになっています。これからも岡村ゼミで「保険で学ぶ」ことを追及していくことが、私たちのゼミ活動において大切だと考えます。

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