本年4月にスタートした慶應義塾大学商学部柳瀬典由研究会は,下記の通り,今年度の三田祭(11月21日(木)から24日(日)まで開催)において,初めて三田祭に参加させていただきます。
私たちは3つのグループに分かれ,「リスク」という共通のキーワードを軸に仮説検証型の研究を進めています。A班は,「個人年金保険に求められる役割」について,(公財)生命保険文化センターからご提供いただいた数千サンプルのアンケートデータ(個票)を活用して,実証的に研究を進めています。B班は,「大規模震災後のリスクファイナンスコスト分析」として,東日本大震災前後の上場企業の財務データを用いた研究を進めています。C班は,「雇用の柔軟性の上昇が企業の投資政策に与える影響」として,製造業に関する派遣労働者法の改正が企業の財務・投資政策に与えた影響について,企業と従業員との間で信用リスクの負担関係の変化という視点から実証的に分析を進めています。
それぞれ身近な疑問から研究をスタートさせ,全国規模の学生が集まる研究大会に参加するなど,学内外での活動の場を活用して,研究の質の向上に試行錯誤してきました。新たに三田祭での研究発表の機会をいただくことで,それぞれのグループのテーマにおける研究の意義を再確認し,より良い気づきをいただければ幸いです。
会場は,三田キャンパス南校舎465番教室です。皆様のおいでをゼミ員一同心よりお待ちいたしております。
<日時ならびに発表会場>
【日時】2019年11月21日(木)~24日(日)10:00~18:00
【発表会場】慶應義塾大学三田キャンパス南校舎465番教室