私たち慶應義塾大学商学部堀田一吉研究会は、下記の通り、今年度の三田祭(11月21日(木)から24日(日)まで開催)において「大転換期を迎えた自動車保険~過去、現在そして未来~」と題した研究発表を行います。
わが国の自動車保険は、戦後の経済成長とモータリゼーションの影響を受けて急成長し、保険業の発展に大きく貢献してきました。しかし、長らく保険業の発展を牽引してきた自動車保険は、保険自由化以降の料率競争や販売チャネルの多様化により、収益性が圧迫されつつあります。こうした中、新たに「CASE革命」と呼ばれる100年に一度の大改革が自動車産業に訪れて、自動車保険は、その影響を受けて大転換期を迎えています。自動車保険は、戦後の量的拡大から、いま質的変化を求められているといえるでしょう。
本研究では、これまでの自動車保険が隆盛を極めてきた背景や要因を振り返りつつ、自動車保険が直面する現状分析と、新たな経営環境を迎えた自動車保険の将来展望について、独自に実施したアンケート調査を踏まえて考察します。そしてこれからの自動車保険が担うべき社会的使命は何か、どう変わっていくべきかを考えてみたいと思います。
私たちの研究成果をぜひご覧いただき、率直な感想やご意見をお伺いしたいと思います。会場は、三田キャンパス南校舎461番教室です。皆様のおいでをゼミ員一同心よりお待ちいたしております。
<日時ならびに発表会場>
【日時】2019年11月21日(木)~24日(日) 10:00~18:00
【発表会場】慶應義塾大学三田キャンパス南校舎461番教室