変わるもの、変わらないもの

東京海上日動あんしん生命保険株式会社

企画部経営企画グループ
課長代理   塚本 輔

 

 

 本コラムの名前は、「保険人(ほけんじん)萬來」だが、東京海上日動あんしん生命には、「保険人(ほけんびと)」という言葉がある。

 

 お客様やそのご家族をお守りする事の重要性や生命保険会社としての社会的使命感を強く認識し、「何としてもお客様をお守りする」という強い想いを持って生命保険事業に取り組んでいく人、言い換えれば真の保険のプロフェッショナルをさすあんしん生命の造語だ。

 

 この「保険人」という言葉には、「保険を通して、お客様のお役に立つ」という強い使命感と誇りを込めており、この思いは昨年創立20周年を迎えたあんしん生命において確実に受け継がれている。

 

 これは、今も将来も変わらない。

 

 一方、生命保険事業を取り巻く環境は、今後、大きく変わっていくことが予想される。

 

 例えば、医療技術の高度化は、長寿化や健康寿命を延ばすことにつながっていく。ウェアラブル端末などのテクノロジーの進化は、より詳細な健康データの把握を可能にする。

 

 こういった将来の環境下で、生命保険会社が、世の中や消費者に対してどのような貢献をしていくのかは、私たちが考え続けていくべきテーマだ。

 

 あんしん生命では、お客様がいつまでも若々しく、健康に長生きすることをサポートするという新たな価値を提供することをテーマに、「あるく保険」という商品を開発した。

 

 この商品は、ウェアラブル端末を活用した商品であり、お客様の健康増進活動に応じて保険料をキャッシュバックすることによって、「健康になろう」というインセンティブが働く仕組みを導入したものだ。

 

 これまでの保険は、病気になった時などに保障を提供するタイプのものが一般的であったが、この商品は単に保障を提供するだけではなく、「お客様に健康になっていただき、重篤な疾病を未然に防ぐ」ことを目指した新しいコンセプトである点がポイントだ。

 

 このように、生命保険は、今後もアイデア次第でフィールドを多方面に広げて行くことが出来るようになると考える。

 

 新たなイノベーションに挑戦しつつ、お客様に新たな価値を提供してくこともこれからの生命保険会社に求められることではないか。

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