「生命保険業界」で働くことの面白さ

明治安田生命保険相互会社

営業企画部主任スタッフ 西原 佑至

 

 

 生命保険協会に加盟している生命保険会社は現在 (20167月時点) 41社ありますが、その業態はさまざまです。販売チャネル一つを取ってみても、「営業職員チャネル」「一般代理店チャネル」「銀行窓販チャネル」「インターネットチャネル」等に分けることができ、それぞれがチャネルの特性を生かした販売政策を実施しています。

 

 また、各社が販売する「商品」も「定期保険」「終身保険」「医療保険」「年金保険」等と多種多様であり、さまざまな生命保険商品が揃っています。

 

 各社は、このさまざまな「販売チャネル」「商品」を武器に、独身・既婚等の世帯別、年齢別、男女別等に分類し、さらにインターネットへの嗜好性等、お客さまの特性にあわせた販売戦略を立案し、いかに「お客さまに選ばれる保険会社となるか」を常に考えています。

 

 福沢先生が、著書である「西洋旅案内」の中でヨーロッパの近代的保険制度を紹介したことをきっかけに、1881年に阿部先輩が我が国最初の生命保険会社を設立してから 135年が経過しました。現在では生命保険の世帯加入率は世界の中でもトップクラスであり、また一方で少子高齢化が進む日本では、生命保険業界の将来性に対する不安の声もありますが、それは大きな間違いだと思います。

 

 少子高齢化社会は、「公的保険」を補完する「民間保険」の果たす役割がますます大きくなることを意味し、改正保険業法による「意向把握義務」や「情報提供義務」の導入は、よりお客さまの立場に立った販売への進化に繋がるものです。ビッグデータの活用は「リスクの見える化」を実現し、新しいリスクの算定と、それに基づいた「商品」の更なる進化をもたらすと考えます。また、ビッグデータの活用により、健康・医療に関する情報を分析することで、現在既往症等により生命保険にご加入いただけないお客さまであっても加入できる可能性が広がるなど、生命保険業界の将来は大きく開けていると考えます。

 

 私は現在の所属部署において業界動向の調査・研究・分析を行なっています。

 

 特に他社の方々との交流の中で、各社固有の考え方を学ぶことができ、日々刺激を受ける一方で、各社とも「これからの生命保険業界はますます面白くなる」という想いを持っていると感じます。

 

 そんな生命保険業界で働くことに喜びを持ち、日々の仕事に邁進して行きたいと思います。

ページの上部へ戻る