来る12月21日(土)に、下記の通り、本年度の「学生研究報告会」を開催いたします。
本報告会は、ゼミでの共同研究の成果を学会内外の皆様に発表させていただく目的で
企画されたものです。どなたでもご参加できるオープンなものですので、
事前のお申込みは必要ありません。皆様のおいでを心よりお待ちいたしております。
記
日 時: 令和6年12月21日(土) 15:00~18:00
場 所: 慶應義塾大学三田キャンパス南校舎411番教室
<レジュメ>
https://keio.box.com/s/zvmcudfdcfplwwtezqvh401kxmjzqzo3
(前日にアップロードする予定です)
開会の辞(15:00~)
【第1部】(15:05~15:50)(報告30分、質疑15分)
慶應義塾大学堀田一吉研究会 三田祭論文研究班
テーマ:「 保険会社のオペレーショナルリスクと企業リスク管理の課題 」
<報告要旨>
業務を行う際に発生するリスクであるオペレーショナルリスクは、現代社会において
大きな存在となっている。とりわけ顧客との信頼が肝心な保険会社にとって重要なリスクですが、
近年、情報漏洩や内部不正によるコンプライアンスリスクが問題となっている。
そこで、現代社会におけるオペレーショナルリスクの存在の大きさを再確認しながら、
保険会社のオペレーショナルリスクの現状と課題を、リスク計量化と内部統制の観点から分析し、
保険会社の企業リスク管理の仕方について考えてみたい。
【第2部】(15:55~16:40)
慶應義塾大学柳瀬典由研究会
テーマ:「 “Busy Directors”が企業業績に与える影響 」
<報告要旨>
近年、多くの保険会社が「日本版スチュワードシップ・コード」の受け入れを表明し、
投資先企業のコーポレートガバナンスの状況を注視している。
こうした中、2021年には「コーポレートガバナンス・コード」が改訂され、
プライム市場の上場企業では、独立社外取締役を3分の1以上選任することが求められた。
本改訂を経て、取締役会における社外取締役の需要が急増する一方でその需要に応えるだけの
担い手が不足しており、複数の企業の社外取締役を兼任する「忙しい」取締役(busy directors)が
多く観察される。本研究の目的は、取締役会におけるbusy directors比率の増加が企業業績に与える
影響について実証的検討を行う。
【第3部】(16:45~17:30)
慶應義塾大学堀田一吉研究会 インゼミ論文研究班
テーマ:「 外貨建て保険の成長と生命保険会社の戦略的課題 」
<報告要旨>
近年、外貨建て保険が生命保険業界で注目を集めている。国内通貨建ての保険商品の利回りが
低迷する一方で、外貨建て保険は高い運用利回りを期待できることから、多くの契約者や
保険会社にとって魅力的な選択肢となっている。また、生命保険業界において外貨建て保険は
新たな収益源として位置づけられている。本報告では、外貨建て保険が急成長した背景を整理する
とともに、その構造的な特徴と抱える課題を分析し、今後の可能性と展望について検討する。
講評(17:30~17:45)
閉会の辞(17:50~)
※終了後(18:00~)
4Fカフェテリアにて、学会懇親会を開催いたします。(参加無料)
会場地図はこちら
(お問い合わせ先)
慶應義塾保険学会 事務局
E-mail : info@keio-hoken.jp