
来る2025年12月20日(土)に、下記の通り、本年度の「学生研究報告会」を開催いたします。
本報告会は、ゼミでの共同研究の成果を学会内外の皆様に発表させていただく目的で
企画されたものです。
どなたでもご参加できるオープンなものですので、事前のお申込みは必要ありません。
皆様のおいでを心よりお待ちいたしております。
記
日 時 : 令和7年12月20日(土) 14:30~18:00 ※通常の研究会と時間が異なります。
場 所 : 慶應義塾大学三田キャンパス南校舎411番教室
<レジュメ> (前日までにアップロード予定)
開会の辞(14:30~)
【第1部】(14:35~15:15)(報告30分、質疑10分)
慶應義塾大学堀田一吉研究会 三田祭論文研究班
テーマ:「 保険会社による非保険事業展開の戦略的意義 」
<報告要旨>
人口減少社会に伴って保険市場の成長が鈍化する中で、近年、保険会社は
さまざまな非保険事業への展開を活発に進めています。
本報告では、特に非保険事業における介護事業に焦点をあてて、保険会社が
非保険事業への事業展開を進める背景要因、現状課題、そして戦略的意図を
考察してみたいと思います。これらの考察を通じて、これからの保険業界の
発展の方向性と将来展望を考えてみようと思います。
【第2部】(15:20~16:00)
慶應義塾大学柳瀬典由研究会①
テーマ:「 CO2削減と企業価値の関係におけるガバナンスの調整効果 」
<報告要旨>
近年、パリ協定等の国際的な枠組みにより企業の環境活動への関心が世界的に高まっており、
日本においても多くの企業が環境課題への取り組みを推進しており、機関投資家としての
保険会社にとっても重要なテーマです。しかし先行研究では環境活動が企業価値向上に
つながるという一貫した結果は得られていません。本研究では、環境活動と企業価値の
関係を調整する要因として、ガバナンス(本研究では外部からの規律付けと定義)と
内部統制(企業内部の管理体制)に着目し、日本企業の環境活動の効用を実証的に検証、
考察してみたいと思います。
【第3部】(16:05~16:45)
慶應義塾大学堀田一吉研究会 インゼミ論文研究班
テーマ:「 生命保険会社の海外M&A戦略の課題と展望 」
<報告要旨>
近年、大手生命保険会社は、積極的な海外M&A戦略を推進する動きが見られます。
その現象は、単なる量的拡大のみならず、戦略的な質的転換を図ろうとしているものと
捉えられます。本研究では、近年、加速している生命保険会社の海外M&A戦略の背景要因を
整理したうえで、海外M&Aの現状ならびに課題を考察します。それらを踏まえて、
今後の海外M&Aをめぐる戦略的課題並びに将来展望について考えてみたいと思います。
【第4部】(16:50~17:30)
慶應義塾大学柳瀬典由研究会②
テーマ:「 企業の不祥事発生時におけるリスクマネジメントの保険的役割 」
<報告要旨>
近年、企業経営におけるリスクマネジメントの重要性が高まっています。
その一方で、組織的なリスクマネジメント体制の整備や知見を持つ人材の育成が
十分に進んでいないという課題がクローズアップされています。 本研究の目的は、
リスクマネジメントの重要性が特に顕在化する局面として「企業不祥事の発生時」に
着目します。その上で、企業間のリスクマネジメント体制の相違が不祥事発生後の
企業価値に与える影響について、株価データなどを活用することで実証的に検証します。
講評(17:30~17:45)
閉会の辞(17:50~)
※終了後(18:00~)、4Fカフェテリアにて、学会懇親会を開催いたします。(参加無料)
会場地図はこちら
(お問い合わせ先)
慶應義塾保険学会 事務局
E-mail : info@keio-hoken.jp









